平成25年8月

8月10日(土)
お宝探索隊
 学校の試験期間中は、ノート見せてノート見せてとちょっと人気な私でございますが、

夏休みに入るとめっきりメールが来なくなるわけであります。

さびしいものですねえ。



が、今日は珍しく長年の友人からメールが来ているではありませんか。

彼の名はななゆ氏。

妹属性をこよなく愛し、夜はワールドクラブチャンピオンフットボール
通称WCCFなるアーケードゲームに身を捧ぐ爽やか系男子(ヲタク)だ。

そんな彼は今日、そのWCCFの新発売されたカードを早々に売って、高額で買い取ってもらうことを目論み、中古買取ショップに足を運ぶと云うのだ。

なるほど……!そいつは頭のキレる作戦かもしれない。

そういえば、確かあのお店には、ミニカーもいくらか陳列されていたような……

あらら!こいつは思いもよらぬオタカラに出くわすかもしれないぞ!!
これぞ!これぞボーイ・ミーツ・ガール!



 今すぐ準備するぜ!アニキ!!!おれも参戦させてくれ!
──これが私の返事だった



 ななゆ氏が売りたいと云うカードは、見た感じざっと50枚ぐらいありそうだ。
遊戯王だったらこれだけでデッキ作れますわ

なかには結構、カードの表面がキラキラしたレアカード、通称キラカードもだいぶあるから
シロウト目に見ても結構高くつきそうだ。

しかしななゆ氏はカードを見渡しながら
「1,000円で買い取ってもらえればいいかな」
とありえないことをつぶやく。

ぬう!!なんたる謙虚!!どこまで君は謙虚な姿勢を貫くのだ、ななゆ氏!



 早速、査定コーナーにカード一式を預けて、店内を物色するお宝探索隊。
っていうか、めちゃめちゃ店内のBGMうるさいね

この店はかなりWCCFのカードを取り扱っているようで、販売面積も大きい。
彼も当然、思いがけぬ出会いを求め、カードを物色しはじめるのだ。
何か、カード1枚で一万円以上の値段でフツーに売ってると、
やっぱり文明国だなあってしみじみ思っちゃいますね

ななゆ氏は「興味ない人から見れば、こんな紙切れに高いお金を払って買う意味が分からないよね」とクールに云う

ああ、確かにそうさ

私もすかさず、何かクールな返しを考えようとしたけど、

 あれ、待てよ……、

 おれに至っては、幼稚園に入る前から遊んでいたミニカーを未だに収集してるんだぜ?

 おれのほうがよっぽど恥ずかしいわ!!!!

そんな自分の永遠のガキ感をすこぶる味わってしまったゆえに何も云えなかったわけです。



でもいいんだ、生活必需品以外のものに価値を見出すことはきっといいことだよ
それを毎晩ニタニタしながら眺めるのも一興、豊かな証拠でありましょう(自己擁護)



 ミニカーコーナーにも足を踏み入れる我々。
販売面積が小さすぎるぜ!こりゃオタカラを探すどころか収穫ゼロの可能性も……

おや、よくよく見ると、私が収集しているトミカリミテッドビンテージの箱があるではありませぬか。

え、しかもこれ、ハコスカ(セダン)じゃない?
うっそ!アマゾンさんでも売ってないハコスカ(セダン)でしょこれ!!
す、すげえ!しかもプレミア価格付いてない!ミニカーに詳しい店員さんいなくてよかったー!


TLV-49b ニッサン・スカイライン1800デラックス(800円)

 ほほお、
初期のトミカリミテッドビンテージってフロント部分にナンバープレート付いてないんですね。
まさかこれほど古い製品にめぐり合えるとは、かなりの戦利品です。
ありがとう、ななゆ氏。とてもいいモノを手に入れることができたよ。
しかし、あのお店の店員さん、ミニカーへの愛が足りなさ過ぎるのか
トミカの箱がだいぶヨレてたんですね……
箱の開閉すらままならないのです、もっと!もっと!愛をもって接してあげて!
箱までついてこそのトミカリミテッドビンテージなのだから(持論)!



 さあ、私が偉大なる戦利品を手に入れた一方、
ななゆ氏のカードはいくらになったのでしょうか!
確か店内にキラカードは100円で買い取るとかなんとかって……

私は驚きましたよ

だって

あの50枚のカード、

750円で査定されてるんですよ、キラカードも含めて!!

まじかいな、1枚15円……だと……!?
キラカードの1枚100円を含めてるとしてこの平均価格はすさまじい……!
明らかにキラカード100円で査定されてな

これを言い渡されたら、いくらにこやかな大仏様でもチャームポイントの笑みが消えて、
てめえなんて極楽浄土に連れてってやんねえ、と口パクでつぶやいちゃう
そんなレベルでしょう。



 750円を受け取ったななゆ氏、

査定コーナーを出ると

「ヤフオクでは2,000円で取引されてるカードもあったのに」と涙目の様子

私は、あの店だけでは買い取ってもらわないと誓ったのでありました。

8月22日(木)
私のオリキャラ辞典1 -五 番星-
 2011年からたびたび、ホームページ内に顔を見せる五 番星(イツツ・バンセイ)氏。

もともとは、明治の文豪っていう設定だったんですが、私の似顔絵に使ってみたり、巨大企業・五番星トラストの会長にしてみたりと、やたら汎用性の高いキャラクターゆえ個人的に結構重宝しておりました。

 さて、話題が一転いたしますけども、ワタクシ、もう3年ぐらい前にニコニコ動画で
本慶市再開発事業っていうシムシティ4の動画を投稿していたことがありまして……
それが、残念なことに未完で終わっているのです。

うp主失踪から早3年、3Dグラフィックに変貌を遂げた新たなシムシティが発売されてしまうと、
もはや、うp主失踪のままでいい気もしてくるものでございます。

 しかしながら、せっかくオープニングテーマも作詞作曲編曲したというのに
日の目を見ないで終わるのは、もったいない!
私の苦労が報われないじゃない!

どうにか動画投稿にこぎつけさえすれば、きっとじわじわと終わらせられる
そんな気がちょっとはするのです。

そして、なんといってもワタクシ五番星、
たいへん義理堅いオノコでありますゆえ、
ぜひとも無事完結させたい思いで満ち満ちてるわけであります!
まっ、都市データは2年前に昇天してるんだけどな☆



 本慶市再開発事業って動画は字幕動画とか実況動画とかのスタイルじゃなくて

何というか、

私の描いた人物たちが会話を繰り広げながら、開発を見守っててもらうものなんですね。

何でしょう、

シムシティをされたことがある方ならば、
ゲーム中に出てくるアドバイザーたちが、ああでもないこうでもないと、動画内でずっと論争を繰り広げながら着実に開発していくようなイメージを持って頂ければ大いに結構でございます。
え、さらに分からなくなったって?

これは、当時使っていたパソコンでは動画撮影するとパソコンが落ちてしまうほどのスペックだったゆえに、スクリーンショットをただひたすら貼って、
『ここを開発しましたよ』『こんな開発をしましたよ』と
淡々と語っていくだけの静画的動画じゃあ、ちょっとおもしろくないかなあ、と考えた果てに生まれた斜め上をゆく開発スタイルだったりするのですネ。



 この動画、3人の登場人物がいるんですけども、
動画を編集していくと、会話の終わりが見えなくなることがしばしありまして、
冗長になると開発そっちのけになって、やっぱり面白くなくなりそうですよネ

だからこそ、強引に開発に戻す役目が必要だとようやく悟ったわけであります。
そこで、投稿者五番星の良心たるイツツ・バンセイ氏を、今度は『神』として本慶市再開発事業の舞台に君臨させようというのです。

 そんなこんなでオープニング部分を作成しはじめたわけですが、

2011年に描いたバンセイ氏は、似顔絵に使う用だったため首から上しか描いていなかった事実に直面!

上半身を描き足してあげることが急務となったわけであります。

そんなこんなでようやくバンセイ氏の全貌(物理的)が明かされてきたので、
せっかくなので、紹介をいたします。




ちょっと肩幅広げてガッシリさせすぎたか……?



 知性に富んだおだやかな顔つき……!

和服なのにかすかに感じる西洋の趣き……!

そしてかつ、老人!

これが本来のイメージ像でありましたが、
なんでしょうねえ、

ハイカラの意味を履き違えて、和服の上にカーディガン着る新たなファッションを開拓するも、
それに気づかず本人はけっこう満足してる様子の近所のじいさんにしか見えないですねえ



 本当にバンセイ氏は動画のストッパー役になれるのでしょうか、

外見から漂うギャグ感が非常に心配です。

←戻る 随想 進む→