平成25年2月

2月14日(木)
『割れ』は本当に悪だったか!?
 触れないぞ、

バレンタインデーであることには触れないぞ…(震えた声で



 ご無沙汰をしております、

もう、ホントいまさらではありますが、明けましておめでとうございます!



 いやあ、思えば数年前ですか……

ゲームを不法に入手する行為はそもそも叩きの対象でしたけども

いわゆる『DL禁止法』が話題として持ち上がった時期を契機として

ニコニコ動画とかで

アレ?こいつ…もしかしてエミュレータ使って実況してる?

て感じの実況者さんたちの動画がやたら荒れたことありましたよね

いや、まあ、私のシムシティ動画は、
何とか当時新品でソフトを購入してたもので難を逃れたんですが…。



 ワタクシなぞは無名な動画投稿者でしたけども、

人気のある投稿者の動画になってくると

やれ、購入した証拠をうpしろ!とかエミュレーターじゃないのかとか

ゲーム業界の回し者かといわんばかりの方々に粘着されて

いやあ、人気者はタイヘンだなあとちょっとニヤニヤして見させて頂いておりました



 でもちょっと思ふんです

エミュレーターっぽいからって

目くじら立てすぎじゃないか、と。



まあ、そうですよ、確かにそういうインターネットから不法にソフトを入手するのは犯罪ですよ!

でも、叩かれるべきなのは『割れ』だけなのでしょうか……?

私は、これまでの流れに棹を立てもう一度考えてみたいのです。

(群集のどよめく声)



 まず、なぜ不法に入手する行為をそこまで敵視しているのか…

──ゲームを製作した会社へ利益を守るためです…!当然ですねえ

そうなると、ゲーム製作会社の利益とならない不法な入手行為は叩かれても仕方がない、そういうワケなんです。

ここで実はあまり気にならないのがゲームを販売した『小売店』の利益。

今や通販なるものが浸透しておりますので、

小売店に出向かず、それでいて安く製品が手に入るなら当然通販で買いますでしょ

ゆえに、極端な話、全員が通販を利用して小売店がどれほど撤退しようとも、将来的なゲームの供給には差し支えありません。

つまり、ゲーム制作会社に利益が出るのか否か。そこが大事な判定基準になりますネ



 私が云いたいのは次です。

これまでの反対に、小売店だけ儲かってゲーム会社に利益が出ない場合です。

いわゆる『中古』ってやつです。

『割れ』叩きで意外と見落とされるのが、『中古』の存在です。

ソフトの現物は手元にあるのにも関わらずゲーム会社に利益をもたらさないという厄介なアンチクショウです。

実況動画では『新品』か『中古』か、の見分けはつきませんので叩かれないんですね。

でも『中古』と『割れ』のもたらす効果はほぼ同じです。ゲーム業界の衰退そのものです。

ただゲーム機本体だけは『中古』ユーザーでも購入するので、ソニーさんとか任天堂さんあたりはちょっとは利益を取り戻せますよね、ね?



 さあ、ここで改めて問いましょう、叩かれるのは『割れ』だけだったのでしょうか?

いや、オマエ、そりゃ犯罪行為だもんて云われたら元も子もないんですが…

中でも、『中古市場』であっても私達がお金を使えばその分景気がよくなるはずだ、と『中古』だけを擁護しようとする声もあります。

こっ、こいつぁとんでもない!!

当然『市場』の概念だけだと、『割れ』にもきちんと市場は存在します。

やはり、ひとつ有名なところだと、去年FBIによって捜査されたMegauploadをはじめとするダウンロードサイト。

その手のダウンロードサイト(どうやら正式にはオンラインストレージって云うみたいです)って、基本的にめちゃめちゃダウンロードが遅いんですよね
最近では…ううん、確か無料会員だと50kb/sに満たないところも多いですよね

一昔前ですらゲームの容量は1つで1GB、2GBなんて当たり前、
ブルーレイが普及しつつある今では10GBに迫る大容量のソフトもあるに違いありません。

それらをダウンロードし切るためには、相当な忍耐が必要です。

そこで、そのダウンロードサイトの有料のプレミアム会員になるのです。
そうすれば、これまで規制されていた帯域がぶっとくなって、アッーという間にゲームが手元に届くシステムです。ウホッいいシステム!

無料でも確かに手元には届きますが、有料会員のほうがめっちゃめちゃ有利なんですね。

ここまで考えてみると、あまり『割れ』も『中古』も変わりありませんよね、法的に禁止かどうかは別としてネ

但し、この場合、利益を受けるのは大抵海外のアップロードサイトの管理者くらいで、日本国内に利益がない上に、受益者がごく少数に留まる弊害もないとは云えないですよね…



 つまるところ、最後に思ったのは

この過度な『割れ』叩き…、
実は『中古』で遊んでいてなおかつメーカーに利益がいかないことに目ざとく着目した方々の
隠れ蓑になっていたのではないか、ということ。

自分はソフトを買ったんだから貢献はしているはずだ!

そう声高に叫ぶゲーマーたちの心の雄たけびが聞こえてくるようであります…

結局、一連の騒動のスケープゴートに『割れ』は使われてしまったのです…(陰謀を解き明かした顔で



 新品でゲームをゲットした方…、彼らだけは誇っていいのです、オレたちがゲーム業界を守っているんだということを……。

2月19日(火)
良い云い間違い
 世の中にはいいいい間違いというものが意外と身近にあるものだなあ、

と、布団の中で眠りに就こうとしている時になぜか感じてしまいました。

こっちは寝たいのに。

その『いいいい間違い』の典型的な例が、私のこのホームページ。

実は私、運営者でありながら今さらながらに、地味ぃーに難読サイトだと思っております。

以前運営していたホームページ『五番星の部屋』時代からお付き合いのある方ならば、

五番星が運営しているので、間違いなく『ごばんぼし/りゅう』と読んで下さっているはずです。

しかしながら、

今の『五番星流』に移転してから、

何かの折に触れて、面識の深い方には

たまーにホームページの存在を明かしたりしておりましたが、

十中八九、間違われてしまいます。



『ごばん/せいりゅう』……そう読まれてしまうのです。



 なんか、こう、

流れ星を想起させるような

幻想的かつミステリアスな名称になりますよね、『五番/星流』だと。

でも聞いて!違うんです!

この名称を考える時に、これほどステキなイメージが沸いたことは一時もありませんでした!

ここは、ただの五番星の流派、

『五番星/流』に過ぎないのです。(何の流派だよ)



 ただ、

『五番/星流』と読んで頂くことに対して

個人的に、なんか悪い気はしないんですよねえ、まったく不思議なものです。



 そんなわけで

ちゃんとサイト名を読んで頂けるように、

ロゴを練り直したいと思います。

これまで『五番/星流』で区切っておられた方に、

すかさず、しかし雲のようにやんわりと

『五番星/流』であることを指摘をするつもりで作りなおしましょう。


こうして見ると五番/星流です、本当にありがとうございました。イメチェンしてみます。

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