平成24年12月

12月25日(火)
ただならぬクオリティ
 クリスマス…ですなあ(巷では、の連体詞がつくけどな)



 かつて…幼少期の頃は両親に大事に大事に育てられて

苦しい家計の中で、さまざまなオモチャを買ってもらいましたよね

ある子供たちは戦隊モノやヒーローに憧れ、

また、ある子供たちは、ミニカーとかプラレールでの遊びを通して自らの世界を養ったものです

その後、時が過ぎて、小学校の高学年になるにつれて、

戦隊モノとかが好きだった子って、熱狂的なファン意外はあんまり興味持たなくなってしまいますよね

多分、かつてはヒーローモノのグッズを買ってもらって、
自らがヒーローになる事を夢見た子供たちが、
いつの間にか、ヒーローが憧れのまばゆい存在に変わってしまったのでしょう…

ただ、大きなお友達も存在する事を忘れてはならない…!
彼らはきっと、戦隊モノにある種の『美学』を見つけ、本来子供たちが嗜好する番組をアートにまで昇華させているのでしょう。
ゆえに、決して門外漢であっても、戦隊モノやヒーローモノを侮るなかれ…

 閑話休題…!

 ところで、私と云うもの、幼少期は戦隊モノに恋焦がれるほうではなくて、
ミニカーを両親より賜りまして…
ありがたく遊んだものです。

当時、タカラのチョロQと、トミーのトミカと呼ばれるものでした。
(プラレールもちょっとだけありました)

いやあ、今思い出してもワクワクしますね、
よく畳の縁の部分を道路に、襖のレール部分を線路に見立てて遊んだものですよね



それでですね…



ワタクシ、今回ある事に気付いたんですね



 幼少期、ミニカーをある程度多く買い与えられてた子は、



大人になってから、本格的にコレクション癖としてミニカー集めが再発するんじゃないか!?

と云うもの…。



実は、ラジコンを含むミニカーを販売する会社は意外と多い…

その大部分は、実車をかなり精巧にかたどって販売されています…

これはきっと…

幼少期、ミニカー遊びをしていた子が、

大きなお友達化して…

リアル路線に移行していったのではないか…

しかも、

トミカなんてのは

1台400円くらいなのに、

サスペンション付いてるし、ドア開くし、そもそもリアルだし…

大きなお友達化する以前に

幼少期のトミカコレクションに、

さらっと追加するカタチでコレクターに移行できますもんね



 プラレールなんてのも…、

それをリアル路線に昇華させる事で、鉄道模型へ移行していくわけですよ

近年では、路線と駅だけでは寂しかろうと、

建物から樹木、さらには川の造成キットまで販売され、
情緒ある日本の町並みも再現できるのだそうだ…



なんという壮大なロマンでありましょうか…

やはり、鉄道模型はストラクチャに莫大な費用がかかり、

一部屋を占有することにもなります。

さらにはレイアウトの最大幅は、レイアウトを作成する部屋によって自ずと決まるので

その辺をどう折衷するのか…

そしてその制約を乗り越えてなお衰えを知らない箱庭へかける情熱…

(これ)、尊敬せずにいられない…!!!





 いや、そもそもなんでこんな事を想ったかと申しますと

この前、たまたまおもちゃ屋に行ったら、

度肝を抜かされたんですよ

トミカに…


トヨタ・クラウン(左) ニッサン・セドリック(右)

その出来栄えに感服し、思わず買ってきてしまったのですが…(2台で約3000円)

いかがですか…

写真で見ると結構大きなサイズに感じるかもしれませんが、
トミカと同じサイズですよ!

こんなの手にしたら

コレクター病が再発するってもんでございましょ!

まあ…値段は、学生にはだいぶイタいところではありましたが…

それを抜きにしても素晴らしい…!

私の知ってるトミカと云うものは、

実車のホイールは再現しておりませんでしたし、ボディは全て金属でできておりました。

しかし、このモデルはヘッドライト等に、半透明の色つきプラスチックを使用してますので

かなりソレっぽいです、まあこのモデルの実車は見た事ないんですけども…



ただ、惜しいのはこのリアル路線を狙ったトミカシリーズ、

大部分が生産終了してるんですね…

私が買ったトヨタ・クラウンは、このシリーズの118番目に相当するんですが、

多分、100種類くらいは生産終了してる気がします…

ううん、初回製造のみなのかも知れませんねえ



折角、新たに金型を作って、ましてや需要があるにも関わらず早々に生産終了と云うのは

かなり理解に苦しむんですけども…

いやあ…ぜひとも実物をこの目で拝見してみたかったですねえ…

再生産はぜひとも望みたいところではございますね…

もっと、こう…積極的に利益をあげに行ってほしい…そんなもどかしい想いが駆け巡ります。



 ここで思うのは…

例えば私がシリーズの1番目から手に入れたとすると

多分、性格上フルコンプを狙うんじゃないかと思うんですね

そんな、外箱にですよ、これ見よがしに118番!なんて書かれてですよ、

1番から順番に揃えていったら

気持ちいいでしょ!!



恐らく、これがタカラトミーさんの陰謀でしょうね…

幼少期に、400円くらいのトミカを無垢な子供たちに与え…

オトナになると、足元を見たかのように、精巧なトミカを1500円で売りつける、

しかも番号順に、だ!!

これはかなりインテリジェンスな戦略と云わざるを得ない…!!

敵ながらアッパレじゃ…の音も出ませんて…



いや、ここまでタカラトミーさんの術中に嵌るとは…



いかにも私の両親が



タカラトミーの回し者だったんじゃないか



と勘ぐりたくなるほどだぜ…!



というかタカラトミーの回し者だったんじゃないのか…?(確信






 オレ…決めた…

チョロQトミカのコレクション癖が再発してしまったら

タカラトミーに人生捧げるよ…



ついでに鉄道模型TOMIXも買うよ…

タカラトミーの手のひらで踊るよ…ピエロのように道化を演じながら踊り続けるよ…

12月26日(水)
伝説の日
 いやはや…

人生、幾度となく伝説の瞬間…、日本史の教科書に掲載されるであろう瞬間を

目の当たりにするものです。

昨年の大震災では、

揺れに身を任せ、けたたましく響く陶器ガラス類の音と唸りをあげる地響きに
自然への畏怖を憶えるとともに

あ、これ、絶対教科書載るタイプの地震だわ

と考えていたものでございます。



 先日の16日、意外とあっさりと潔い辞任を表明した野田総理大臣の解散宣言を受けて

大々的な選挙が行われましたね。

私の選挙区は

一応『都市型』の選挙区にあたるようでして

過去の戦歴をウィキペディアで見てみると、

5戦のうち3勝をあげているのが民主党なのです。

(あれ…これオザーさん支持層が多いだけなんじゃ…)

私としては

まあ

民主党の候補が好きじゃないぐらいの理由なんですけども

投票権を行使して、投票場に乗り込みに参りましたぞ!



 その日の午後8時からは当然選挙速報を見ておりましたが、

何というか

自由民主党、圧勝いたしましたね。

3年半の民主党政権は

この、自由民主党の圧勝への布石であったがごとき

揺るぎない圧勝でしたね。

選挙前に野田佳彦氏が、

『今の政治を続けるのか…、旧い政治に戻すのか…!』

そんなカッコいいセリフがあたかもフラグであったかのような

鮮やかな完勝っぷりでした。

(というか民主党政権ってそこまで新しかったか…?)

しかしまあ、私の嫌いな民主党候補の方も比例代表で復活当選致しましたので

結果的に、私の地元選挙区からは8割の民意が反映された事になりますね。



 そして本日…

刷新された政治のイノベーターたちが結集し、

安倍晋三内閣Ver2.0が、いよいよお披露目されたのです。

6年前ぐらいに発表されたバージョン1.0では、

『美しい国、日本!』の、なんか、こう…うだつの上がりきらないキャッチフレーズと

晩期の、ウィルスに冒されるという意外な脆弱性を見せつけ

早々と世間から飽きられてしまった不遇の内閣ではありましたが、

『取り戻すッ!!!!』との気合の入ったキャッチフレーズとともに

もう一度立ち直って下さいました。

日本中の期待を背負い

どんな政治姿勢を魅せるのか…

そしてまたも足枷となる連立を組んだ公明党との行方は…?

戦後、2度にわたり総理大臣として就任したのは吉田茂以来と早くと伝説の香りのする安倍内閣…、国債発行の限界と不景気による税収減の板ばさみ…、彼らは一体どんな政策を打ち出すのでありましょうか?



 余談になりますけども、

新たな東京都知事に就任された猪瀬直樹氏、

物腰柔らかな口調ですけども、かなり頭のキレる方ですね

確か彼の電力改革案に納得した記憶があります。

しかし…前都知事の石原氏はちょっと勿体無かったかな…

あのまま生涯、都知事としてさらなる実績を積み上げるほうがカッコいいじじいだったのかも知れません

が、現憲法については以前から改正を提唱してる方ですから、
そういう議論になってきたならば、橋下派の日本維新の会をいかに振り回すのか

これ、ちょっと見所かもしれませんね。折角の国政復帰…、一度ぐらい自他ともに認める暴走老人っぷりを魅せてほしいところ。

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