6月30日(土) 本慶市歌 -Motoyoshi City Serenade- 制作秘話 |
春風光る、本慶市… 本慶城へ続く 道はない EXCITING 西へ向かいたくても 列車来ない STATION 陸の孤島 都会にはなっていないけど『市』を名乗る 道路だけは立派だけど 赤字の魔物たちが潜む 市庁舎通りの歩道橋 僕らの街を今夜見ていた 星の輝きがこの街の 中央からもとてもよく見える 吉田の家が妨げてる 駅横開発ができないね 市民の大部分を占めてる 就職先は本慶市庁舎の役員 春、桜咲く、本慶市… 2010年の3月頃ににシムシティ4で開発した 私はその開発の様子を動画にしてニコニコ動画に投稿していたんですけども、 ただ町がにょきにょきと発展してゆくさまをザザーっとお見せするのもちょっと芸がないかなあ、…なんて思っていたんですね。 その頃、丁度、ラヴ・ユー二次元、もとい五番星流ポップス01(当サイト旋律頁参照)を作り終えたあたりでして、 何というか… 作曲への自信がやたらみなぎっていたんですよね それで動画のネタとしてこの都市のテーマ曲を作曲して、動画中にこの曲を流して視聴者様方からコメントで 『うp主スゲー!』『プロすぎワロタwww』『キャー五番星さん抱いてーー!』と、 これは五番星の意外な作曲能力に大喝采が巻き起こる事間違いなし! との、どこからか込み上げてくる謎の自信を唯一の頼りに、曲の構想を練り始めたのです はじめは、ブラスバンドによる演奏で学校の校歌に近いようなメロディラインにする事で保守的な市歌らしい市歌を再現する事…、 …というか校歌っぽい部分は出身中学の校歌のパクりなんですけどね…、でもコピーできるほどの技量がない事が幸いしてパクりになりきれないので権利的にセーフでしょう! そこからシンセベースと4つ打ちのシンセドラムへのつなぎ部分に持ち込んで、視聴者を『なんぞなんぞ』の渦へいざない、いつもの五番星サウンドに持っていくという強引な手段を用い、 そして極めつけはTKサウンドでおなじみの転調をキメてやる五番星の常套手段へと持ち込んでゆく! この三点を重視して、旧態然とした市歌界に新たな息吹を吹き込む作戦に一発当てに出たのですが… まあ…、 まさかの失笑を買うばかり…!! ── 当時は初音ミクの調教が分からなかったと云いましょうか…、 分からなかったくせにヘンな部分をいじくりまわして ものすごくヤバい歌い方になったんですね、音痴と云うか…、ってか音痴なんですよ 動画内でも、こういう風に歌わせるのはスゴいっていう慰めのコメントも多数頂きましたヨ(涙) その事件でめっきり作曲家としての自信を失って封印していた『本慶市歌』(旧版)なのですが、 2年の時を経て改めて編曲をしてみると意外や意外、 結構マトモな構成(五番星的に)で、自分が作っただけあって耳コピーもしやすかったので ローランドのキーボードを買った時にオマケで付いてきたSONARなるソフトを駆使して、最新鋭のかっちょええ音で編曲し直してみますと、 おやおや!なかなか聴ける曲になったんじゃないですか! 自分で云うのも難ですが 結構イイ曲ですヨ、 初音ミクも調教を一切しないのでかなりいい調子で歌ってくれてますネ! さらに特筆すべき点としてはTR909風のドラムですね チキチキチキチキ…とバスのウインカー音みたいな心地よいスネアドラムだとか ビシッバシッとヌケのいいキックだとかまさにツボでしたねー 今回の編曲を通して、少し、作曲家としての自信みたいなものを高めてくれた一曲になりました。かっちょええ音を使えばかっちょよくなるんですなあ…、ローランドさんすげえ… ※初期の本慶市歌(2010年3月20日に作った失笑を買ったバージョン)を再生 |